[ま]

マーケット (まーけっと)

アドベントの第二日曜日から、ヨーロッパのほとんどの町ではクリスマス
マーケットが開かれ、賑わってきます。
このマーケットには、ツリーやキャンドルなどのクリスマス用品や、
ケーキの材料になるドライフルーツ、そしてプレゼント用の小物などを
売る、屋台がたくさん出ています。
人々はいくつもの屋台をのぞき、色々と品定めをしたり、お腹が空いたら
屋台で売っているソーセージなどを食べたりしながらクリスマスの準備を始めます。

Market
(まつ)
マツ科の常緑高木。
そのユニークな形をした実はクリスマスツリーやリースのオーナメントとしても
よく用いられます。
1年中緑色の松は、不老長寿や節操、そして実にはたくさんの種がつく
ことから多産の象徴とされてきました。
このことから、他の常緑樹同様、春を待ち望むお祭りに欠かせないものとされ、
現在のクリスマスに引き継がれているのでしょう。

Pine
マロースじいさん (まろーすじいさん)
マロースじいさんは、厳寒おじさんとも呼ばれ、ロシアのクリスマスに
欠かせない、サンタクロースのような存在です。
マロースとは、もともと厳寒、寒波というような意味を持つロシア語で、
それが、妖精伝説と結びつき、擬人化されていったといわれています。
そのマロースじいさんは、生きているもの総てを凍りつかせてしまう
恐ろしい力の持ち主でした。
ところが、ある日出会った娘の優しさにふれて、その娘を凍りつかせる
代わりに、金銀などの財宝や、美しいドレスを与えました。
これがサンタクロースの贈物と結びつき、ロシアの子供たちに広く親し
まれる「マロースじいさん」となっていったようです。

Ded Moroz = ДeД МОРОЗMoroz = МОРОЗ
麦の穂 (むぎのほ)
北欧では、寒くなり餌が乏しくなった小鳥たちのために麦の穂を立てて
ごちそうをふるまう習慣があります。
この習慣にも、昔は豊作を祈る気持ちが込められていたようです。
また、クリスマスには、動物たちが人の言葉を使って話をすると信じられているので、
犬や猫を馬小屋にとまらせることもあるそうです。

そういえば、イエスの生誕のシーンを描いた置物にも色々な動物たちがいますよね。

Whest
沒薬 (もつやく)
三賢者の贈り物のひとつとして知られている没薬は、現在2つの種類の
ものが用いられています。1つは三賢者からの贈り物として用いられた
真性ミルラ(Myrrh=没薬)。そして、もう1つは現在日本で広く流通
しているオポポナックスと呼ばれているスイートミルラの樹脂です。
没薬はミルラという名前からも分かるように古代エジプトではミイラを
作る時の材料として用いられた他、古代ギリシアでも薫香として香りを
楽しんだり、食欲増進や健胃薬など薬用として、また、化粧品としても
利用されていました。
このように広く親しまれていた植物なので、三賢者の贈り物としても
選ばれたのでしょう。
没薬はアラビア南部、アフリカ東北部のコミイフォラ属の木の幹に傷を
つけて流れ出てくる樹脂を集めたものですが、似た性質の木の樹脂が
混合される場合もあるようです。

Myrrh